仙台ひとり旅 仙台

仙台駅の周りは、その辺の地方都市と同じように、大きな建物がいくつもあって、現代の「まち」って感じだ。いままで行った地方都市によく似ていて、生活しやすそうな街。そんな街中にひっそりと、時間が止まったかのように古い家が建っている。それが晩翠草堂だ。土井晩翠が亡くなったときに住んでいた家だそうだ。

中に入ると、ガイドの方が迎えてくださり、「荒城の月」を聞きながらゆっくりと中を拝見した。庭も小さいけれど綺麗で素敵だった。

そしてそこから歩いて約15分。広瀬川を見に行った。土井晩翠の家がここなら、きっとここから広瀬川を見たんだろう。

思ったよりも水の綺麗な、そして流れのゆったりとした、そしてその名の通り広い瀬をもった川だった。きっとここで、「岸に無言の身はひとり」なんだな。